西国三十三所 絶景紀行#20 第二十九番札所 青葉山 松尾寺

2021年12月22日
京都府と福井県の府県境にある、東峰・西峰からなる青葉山の中腹に建つ松尾(まつのお)寺を訪ねます。

慶雲5年(708年)、中国から渡来した「威光上人(いこう=唐の僧)」が、母国の霊山・馬耳山(ばじさん)に似た青葉山に登り、松の大樹の下で馬頭観音を感得(感じ悟る)し、その姿を刻んで草庵(小さな茅葺きの堂)に祀ったのが始まりと云わります。

仁王門から石段を上がると、秋の日差しを受けて黄金色に輝いた「袴腰付き鐘楼」、左脇の「大銀杏」がひと際目を引きます。

五間四方の重層宝形造りの重厚な本堂には、滅罪生善、農耕水産の守り仏として信仰を集めている、ご本尊「馬頭観世音菩薩」が安置されています。

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